私の訴え ロシアのウクライナからの即時撤退と,日本のすべての原発の再稼働中止を求めます


原発の都市計画研究をしている立場からロシアの蛮行に対する訴えを日本科学者会議東京支部に送りました。



 ロシアがウクライナ侵略戦争を始めました。この戦争は,独立国ウクライナを再び自国の支配下に置こうとする帝国主義的戦争であり,脱植民地化を逆行させる行為です。ロシアはこの蛮行に,原発攻撃という卑劣極まる戦略を導入しました。

原発は,「自国のみに向けられた核兵器」と言われます。この言葉にしたがえば,ロシアは,ウクライナの原発をウクライナに向けた「核兵器」として威嚇しているということです。この原発「核兵器」は,原発依存度が高ければ高いほど「核兵器」としての使用や威嚇の価値が高まります。

3月には,原発の廃炉を願う人々にとって大切な記念日があります。一つは,福島第一原発が過酷事故を起こした3.11であり,もう一つは,水戸地裁が東海第二原発運転差し止め判決を出した3.18です。

 「核兵器」になる原発は,人間と共存できません。私は,2つのこの記念日を胸に抱きながら,侵略戦争の犠牲になった市民,兵士の冥福を祈り,ロシアによる侵略戦争即時中止を訴えます。日本政府と原発事業者に対しては,全国の原発の再稼働中止と廃炉を訴えつづけます。

原発の都市計画研究は,私の原発再稼働反対運動の基礎です。このたび私は,空白の東海村原子力開発史の一端を埋める論文を日本建築学会に発表しました。東海村山田修村長は,村議会で読んではどうかと勧められて,「一研究者の一考察。読まない」と拒否しました。みなさんにはぜひ読んでいただきたいと思います。以下からダウンロードできます。

 https://www.jstage.jst.go.jp/article/aija/86/789/86_2485/_article/-char/ja

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