参院選茨城選挙区候補 大内くみ子さんの応援2
7月4日,東海村で大内さんの応援演説をしました。
大内くみ子さんは,「憲法9条いかす平和外交を,東海第二原発再稼働ストップ」を掲げています。原発については,再稼働ストップだけでなく,その先の廃炉も主張しています。
東海村の皆さん,思い出してください。東海村は,「原子力平和利用推進・核兵器廃絶宣言の村」です。村役場入り口に聳えている,あの緑の細長い看板の宣言です。 どんな宣言をしているかというと,ひとつは核兵器廃絶を訴えること,もう一つは「原子力の平和利用」推進です。
核兵器廃絶は誰も異論がありません。では,もう一つの宣言,「原子力の平和利用」推進はどうでしょうか。
ロシアは,ウクライナ侵略にあたって,真っ先にウクライナの原発を攻撃,占拠しに行きました。ウクライナの原発を,ウクライナに向けた「核兵器」として威嚇に利用しているのです。
これではっきりしましたが,原発は決して「原子力の平和利用」ではありません。「自国に向けられた核兵器」になるのです。この「核兵器」は,原発依存度が高ければ高いほど,敵対する側にとっては,「核兵器」としての使用や威嚇の価値が高まります。
ロシアの侵略戦争の教訓にならえば,今,日本と,そして原発立地地域に2つの危機が迫っていると言えます。
一つは,7月10日の参院議員選挙で,改憲政党が勝てば,戦争放棄の憲法9条を書き換えて,戦争に行く国にする道が拓かれるという危機です。
もう一つは,日本の電源構成における原発比率は現在,わずか4%ですが,2030年には,これを20~22%へと引き上げようとしています。政府は,生き残った原発は全て再稼働させたいと考えているのです。原発依存度を上げれば,改憲されてもし戦争になったとき,日本の原発は,エネルギー生産施設ではなく,市民を攻撃する「核兵器」になるという危機です。
原発立地地域に住む私たちから見れば,再稼働による事故リスクを背負うだけでなく,外国からの攻撃リスクという二重の巨大リスクを背負うことになるのです。私たちは,安心して住み続けられなくなります。
6月28日,私はイオンとカスミの前で次のように訴えました。もし東海第二原発が再稼働したら,不安と心配を抱えて暮らさなくてはならなくなる,そう思うなら,それはあなたにとって東海第二原発は再稼働してはいけないということです。
改憲を訴える候補,原発再稼働賛成を訴える候補は,原発立地地域に住む私たちに,確かな安心と安全をもたらしてくれる候補ではないということです。
でも,この視点だけではまだ,十分ではありません。
いま,私は,山田村長の政策分析をしています。去年の9月村議会での村長の答弁と重ね合わせてわかってきたことは,村長の政策は,東海第二原発の再稼働が前提になっているということです。これには私自身,たいへん驚きました。
去年9月の村長選のとき,山田村長は,東海第二原発の再稼働問題への態度は,いっさい明らかにしませんでした。「安全,防災対策の検証」と書いただけ,街頭演説でも,ただひとこと「私を信じてほしい」でした。 選挙に勝つために,世論が分かれて対立する争点,やばい争点を隠すのは,支配政党の常套手段ですが,山田村長もその手をつかい,信用した有権者によって三選されました。
要するに,東海第二原発の再稼働問題についてなにも言わない候補は,有権者に問題を隠す卑怯な候補というだけでなく,卑怯な方法で有権者を再稼働へ誘導する候補だということです。
大内さんは,東海第二原発の再稼働ストップと廃炉をはっきりと訴える,県内唯一の候補です。もし,あなたが,再稼働で不安と心配をかかえて生活しなくてはならなくなると思うなら,そして戦争への道に反対なら,大内さんだけです。 みんなの声を集めて,「憲法9条いかす平和外交を,東海第二原発再稼働ストップ」を,声を上げて訴える大内さんを国会におくりましょう。
0コメント